「わがままな世界」MVを公開!
道産誌賞テーマソング「わがままな世界」のMVが完成しました!
僕らハイマグの拠点の一つに「山の家」というものがあります。場所は新冠町の明和地区、町の中心部から車で20分ほどの山奥にある一軒家です。
初めてここに来たときは、とても驚きました。だって周りに何もない。ご近所さんは、サンローゼンという牧場のみで(後に農暮舎もできました)、家の前を車が通ることも日に数えるほど。もちろんコンビニもないし、携帯の電波も頼りない……。
あれもこれも、何もない。
そんな山の家は、普段は東京にいる御徒町のアトリエ兼宿泊所です。道外から訪れるスタッフやゲストも、ここに泊まります。そこに日高のメンバーも加わって、夜になればみんなでご飯を食べてお酒を飲んで。星空の下で焚き火をしたり、蛍を見つけて喜んだり、夏は近くの沢で釣りもできました。朝の楽しみは庭でコーヒーを飲むことです。
「何もないけど、すべてがある」
御徒町凧のこの言葉通り、山の家で過ごす時間は僕らにとってかけがえのないものです。
今年の夏、そんな山の家でフェスを開催しました。フェスといっても、集まったのは編集部メンバー+αとその家族たち。庭にマイクとスピーカーを持ち込んで、ギターの弾き語りと詩の朗読。要はちょっとこだわったBBQ大会です。
そこで御徒町凧が詠んだ詩が、「わがままな世界」です。その時のタイトルは「この夏の山」でした。御徒町凧が、山の家を拠点に日高を巡り、感じたことを書いた詩です。
シンガーソングライターのはくたは、その詩の朗読を御徒町の隣で聞いていました。
そして後日、はくたがその詩に曲をつけて送ってくれました。たまたま詠んだ北海道の詩が、たまたま歌になる。送られてきたのは、ちょうど道産詩賞の公募開始のタイミングです。その偶然に縁を感じて、道産詩賞のテーマソングにすることにしました。
以下、はくたからのコメントです。
山の家で知った「わがままな世界」。
東京で思い出しながらポロンとギターを爪弾いてると、
メロディがのって、いつのまにか歌っていました。
道産詩賞のテーマソング?!
はじめからそこにあったような不思議な気分です。
そしてせっかくだからMVも作っちゃおうと、編集部のマルチクリエイターことリョウスケ(a.k.a.時折通風)に相談。先日行われた大忘年会でのライブと、山の家で撮影をしてMVが完成した次第です。
うん、何度聴いてもいい歌です。たくさんの人に聴いてほしいな。
道産詩賞の公募締め切りは、1月31日。みなさまからのご応募も引き続きお待ちしています!