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THE ONE. 第2回「中山晃寿」

北海道の南に位置し、冬は雪が少なく、夏は涼しい気候と名馬の「故郷」日高。

まだ見ぬ魅力にPhotographerのRockSmithがファインダー越しに世界を切り取る。

世界は一つだが見方を変えると見える世界が変わる。そんな「一つ」にスポットを当てる。

今回は浦河町野深にある、中山農園 中山晃寿代表にスポットを当てる。

「来年はもっと良いものを」

2023年の1月に中山さんを訪ねた。

浦河町の野深は、私が住んでいる町から1時間ほどの所謂「ヤマ」だ。

地元の人たちは住んでいる場所を大まかに漢字というより「カタカナ」で表現する。

「ヤマ」「ハマ」「マチ」といった感じだ。

彼を知ったのはSNSだった。

年齢も人となりもわからなかったが、直感で「この人戦っている」と思えた。

とても若くエネルギッシュな好青年に私には見えた。

「戦っている」と思えた理由は、彼にはあくなき向上心があったからだ。

「特別栽培米」について説明する姿は「キラキラ」していた。

中山さんが生産するお米は八十八以上の手間をかけた、いわばオートクチュール。

地元の数々の飲食店や幼稚園で採用された折り紙付き。

洗米時の水の濁りの無さや炊き上がりのワクワク感を味わってほしい。

当初感じた「戦っている」という直感はいい意味で裏切られ、

彼はもっと先の未来を見据えている。

中山晃寿

1992年生まれ。

苫小牧工業高校を卒業後。北海道立農業大学校で畑作、園芸を学ぶ。

卒業後は地元浦河へ戻り、就農。

その後、三代目 中山農園 当主

中山農園

〒059-3454

北海道浦河郡浦河町字野深364-74

080-1863-2898